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ドル円もみ合い、感謝祭休暇が市場に与えた影響は?ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドルは?

2023年11月20日~24日の為替市場は、米感謝祭休暇とECBの影響に揺れた一週間になりました。

ドル円、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドルの通貨動向を次のようにまとめました。

  1. ドル円:149円台でもみ合い、米国の感謝祭休暇で商いが低調に
  2. ユーロ:独・ユーロ圏のPMIが改善を示すも、ECBの利上げ見通しに不透明感
  3. 英ポンド:サービス業PMIが4カ月ぶりに50を超えるも、英国のコロナ感染拡大で上値重い
  4. 豪ドル:豪中銀の利下げ観測や中国の経済減速懸念で弱含み
  5. NZドル:NZ中銀の利上げやNZ政府の財政支出計画で強含み

それでは、詳しく見ていきましょう。

ドル円は149円台でもみ合い、米国の感謝祭休暇で商いが低調に

11月20日~24日のドル円相場は149円台でのもみ合いが続きました。感謝祭休暇による市場参加者の減少と新たな情報の不足から、相場の方向性が不透明な状態で推移しました。

20日米国の10年債利回りの低下で円買いが先行しましたが、後に自律的な反発が起きました。21日小売売上高の好調でドル買いが進みましたが、利益確定売りに押されました。

22日耐久財受注と新築住宅販売の低下で再び円買いが強まりましたが、反発も見られました。23日製造業PMIとサービス業PMIの予想を上回り、ドル買いが目立ちましたが、休暇前の様子見ムードで上値が抑えられました。

最終的に24日株式と債券市場の短縮取引で、ドル円相場は149円台で小幅な動きとなりました。11月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回りましたが、市場の反応は限定的でした。

ユーロは独・ユーロ圏のPMIが改善を示すも、ECBの利上げ見通しに不透明感

ユーロは11月20日~24日もドルに対して弱含みました。独・ユーロ圏の11月PMIが市場予想を上回り、景気回復の兆しを示しましたが、欧州中央銀行(ECB)の利上げ見通しに不透明感がありました。

20日は、ユーロ圏の10月消費者物価指数(CPI)が前年比3.0%と予想通りになりましたが、ユーロはドルに対して下落しました。ドル高・ユーロ安の流れが続きました。21日は、独・ユーロ圏の11月PMI・速報値が市場予想を上回り、ユーロはドルに対して反発しました。製造業とサービス業の両方で、景気の改善が見られました。

22日は、ECBの10月理事会の議事録が公表され、ユーロはドルに対して下落しました。議事録では、「たとえ追加利上げが現在の基本シナリオに含まれていないとしても、理事会は継続的な評価に基づき、必要であれば追加利上げに備えるべきである」と指摘されましたが、利上げのタイミングやペースについては明確なメッセージがなく、市場の期待を裏切りました。

23日は、ドイツの10月GDP改定値が前期比-0.8%と予想通りになりましたが、ユーロはドルに対して小幅に上昇しました。ドル円の上値が重かったことが、ドル売り・ユーロ買いにつながりました。

24日は、ユーロ圏の10月M3マネーサプライが前年比7.4%と予想を下回りましたが、ユーロはドルに対して小動きとなりました。米国の休暇モードで商いが低調になりました。

英ポンドはサービス業PMIが4カ月ぶりに50を超えるも、英国のコロナ感染拡大で上値重い

英ポンドは11月20日~24日もドルに対して弱含みました。英国の11月PMIが市場予想を上回り、サービス業が4カ月ぶりに50を超えるなど、景気回復への期待が高まりましたが、英国のコロナ感染拡大で上値が重くなりました。

20日は、英国の10月CBI産業動向調査が予想を下回り、ポンドはドルに対して下落しました。製造業の受注残指数が-15となり、前月の-5から悪化しました。

21日は、英国の11月PMI・速報値が市場予想を上回り、ポンドはドルに対して反発しました。製造業が46.7、サービス業が50.5となり、サービス業は4カ月ぶりに分岐点の50を超えました。22日は、英国の10月公共部門借入金が予想を下回り、ポンドはドルに対して上昇しました。

23日は、英国の10月小売売上高が予想を上回り、ポンドはドルに対して上昇しました。24日(金)は、英国の11月GfK消費者信頼感指数が予想を下回り、ポンドはドルに対して下落しました。英国のコロナ感染者数が過去最高を更新し、ロックダウンの可能性が高まったことが、消費者の心理を圧迫しました。

豪ドルは豪中銀の利下げ観測や中国の経済減速懸念で弱含み

豪ドルは11月20日~24日もドルに対して弱含みました。豪準備銀行(RBA)の利下げ観測や中国の経済減速懸念が重しとなりました。

20日は、豪州の10月失業率が予想を下回り、豪ドルはドルに対して上昇しました。失業率は4.6%となり、市場予想の4.8%を下回りました。雇用者数も予想を上回りました。21日は、豪州の11月PMI・速報値が市場予想を下回り、豪ドルはドルに対して下落しました。

22日は、RBAの10月理事会の議事録が公表され、豪ドルはドルに対して下落しました。議事録では、「理事会は、必要であれば、現在の政策設定を変更することに対してオープンであることを再確認した」と述べられ、利下げの可能性が示唆されました。

23日は、中国の11月PMI・速報値が市場予想を下回り、豪ドルはドルに対して下落しました。中国は豪州の最大の貿易相手国であり、中国の経済減速は豪州の輸出に悪影響を与えるとの懸念がありました。24日は、豪州の10月小売売上高が予想を下回り、豪ドルはドルに対して下落しました。コロナのロックダウンが消費に打撃を与えたとみられます。

NZドルはNZ中銀の利上げやNZ政府の財政支出計画で強含み

NZドルは11月20日~24日もドルに対して強含みました。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の利上げやニュージーランド政府の財政支出計画が支援材料となりました。

20日は、RBNZが政策金利を0.25%から0.5%に引き上げると発表し、NZドルはドルに対して急騰しました。市場予想は0.5%でしたが、RBNZは「今後も利上げのペースを維持する必要がある」との見解を示し、金利差の拡大が期待されました。

21日は、ニュージーランドの11月PMI・速報値が市場予想を上回り、NZドルはドルに対して上昇しました。22日は、ニュージーランドの10月貿易収支が予想を上回り、NZドルはドルに対して上昇しました。

23日は、ニュージーランド政府が財政支出計画を発表し、NZドルはドルに対して上昇しました。政府は、コロナの影響を受けた経済に対して、インフラや教育、保健などに投資することを表明しました。景気刺激策が評価されました。

24日は、NZドルはドルに対して小幅に下落しました。米国の休暇モードで商いが低調になり、利益確定売りが出ました。

以上が、2023年11月20日~24日のFXニュースまとめです。

来週もFXに関するニュースをチェックしていきますので、よろしくお願いします。

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